ハイブリッドコアは低発塵性、低帯電性、高平滑性、高真円性などの優れた特性を有し、従来型紙製コアの常識を破る高機能紙管である。
クリーンルームでの使用では、クラス1000レベル(単位立方の空気内に0.5―5ミクロンの塵埃数が1000個以下)に対応できるとされ、ほとんどのクリーンルーム内での使用が可能である。
用途は光学フィルム、医療用フィルム、電池セパレーター、TACフィルムなど。プラスチックコアと同等の性能があり、なおかつ価格優位性も保持しており、既に大手フィルムメーカー4社に採用されている。
ハイブリッドコアは継ぎ目のない「シームレス紙管」をベースに、表面は紫外線硬化樹脂を塗装し、内面には防塵機能を有するパーチメント紙を貼付した高機能紙管。樹脂管の長所とされる低い発塵性と紙管特有の真円性を兼ね備えている。
筒の側面の形状を示す真円度は樹脂管の約3倍で、フィルムのシワ予防や稼働時の機械の振動抑制、生産効率の向上に寄与する。
一昨年に新製品を開発し、紙管の端部にメタクリル酸メチル(MMA)を原料とするカバーを取り付けた。これで机などとの摩擦や接触による紙粉の発生も防げる。フィルム製造拠点で実証試験を行っており、今年にも市場に投入する意向。
引き続き光学フィルムや医療用フィルム、リチウムイオン電池セパレーターなどを扱う1次加工メーカーを軸に据えながら、コンバータなどの2次加工メーカーにも売り込んでいく方針。
