2016年08月13日

7月日銀企業物価指数 クラフト紙が続落

 7月の日銀企業物価指数(2010年平均=100、速報値)によると、紙パルプ関連品目の国内指数は、包装用紙のクラフト紙が前月比で3.2ポイント(2.9%)下げの107.2(消費税別)となった。
 クラフト紙は昨年春の価格修正で、同年3月に消費税別の指数が113.7(消費税を含めた指数は116.9)に上昇。その後9月に0.7㌽、今年4月に2.6ポイントそれぞれ下げ、今回さらに再下げとなった。
 印刷用紙の7月国内指数は横ばい基調。ただ、消費税別の指数は103.4で前月比0.1%下落した。これは特殊印刷用紙の同0.3%下げを反映したものとみられる。消費税を含めた印刷用紙の指数は106.4で前月比横ばい。
 紙製衛生用品のうちティシュペーパー、トイレットペーパーは前月共に上昇したが、7月はトイレットが続騰したのに対し、ティシュはやや反落した。
 スクラップ類に分類される古紙の国内指数は100.5(消費税別)で前月に比べ0.3%反発した。これは国内市況にも微妙に影響する輸出価格が円ベースで前月比3.2%上昇したためのようだ。
 為替は6月の大幅円高移行を経て7月は1㌦=102~103円前後で推移している。
 木材チップの輸入価格指数は円ベースで前月比2.7%、前年同月比18.5%のそれぞれ下落。契約通貨ベースでも前月比1.2%、前年同月比3.4%の下落となっている。
 パルプの輸入価格指数は、5月からドル価格の上昇が加わったが、円高の進行により7月は円ベースで前月比0.9%下落した。前年同月比では円ベースで18.9%、ドルベースで3.8%それぞれ下落している。
 輸出価格指数は、印刷用紙が円ベースの108.7で、前月比1.5%、前年同月比16.9%の各下落となった。

7月企業物価国内指数

 7月の紙パ関連国内価格指数(消費税別)は次のとおり(カッコ内①前月比②前年同月比、単位%)。
 ▽パルプ・紙・同製品100.3(①99.9②99.3)
 ▽製紙用晒クラフトパルプ103.0(①横ばい②102.0)
 ▽紙・板紙103.6(①99.9②98.8)
 ▽新聞用紙97.0(①横ばい②99.3)
 ▽印刷用紙103.4(①99.9②97.5)/上質紙108.3(①横ばい②97.7)/中質紙96.7(①横ばい②99.5)/下級印刷用紙100.5(①横ばい②横ばい)/微塗工紙101.4(①横ばい②96.4)/塗工紙103.8(①横ばい②97.5)/特殊印刷用紙101.5(①99.7②97.7)
 ▽情報用紙103.4(①99.9②99.4)/フォーム用紙106.4(①横ばい②横ばい)/PPC用紙102.3(①99.9②99.2)
 ▽包装用紙/クラフト紙107.2(①97.1②94.3)
 ▽その他の紙/加工原紙105.3(①100.6②100.2)
 ▽板紙106.3(①横ばい②100.1)/ライナー106.4(①横ばい②横ばい)/中芯原紙107.2(①横ばい②100.2)/白板紙105.0(①横ばい②横ばい)
 ▽加工紙102.4(①横ばい②99.7)/アスファルト塗工紙102.0(①100.1②99.2)/ノーカーボン紙99.8(①横ばい②100.5)/印刷用粘着紙100.6(①横ばい②99.9)/段ボールシート103.7(①横ばい②99.7)/壁紙・ふすま紙103.8(①横ばい②98.8)
 ▽紙製品97.4(①横ばい②99.6)/事務用・日用紙製品100.8(①99.7②100.9)/封筒99.9(①99.8②100.4)/日用紙製品102.7(①99.4②101.8)
 ▽紙製容器97.6(①横ばい②99.6)/重包装紙袋105.8(①横ばい②横ばい)/軽包装紙袋99.7(①横ばい②横ばい)/段ボール箱96.8(①横ばい②99.9)/紙箱98.5(①横ばい②98.9)
 ▽紙製衛生用品95.3(①99.8②98.8)/大人用紙おむつ93.2(①99.5②98.8)/子供用紙おむつ86.6(①99.7②96.5)/ティシュペーパー105.3(①99.7②99.2)/トイレットペーパー96.6(①100.8②100.1)/紙タオル・紙ナプキン109.4(①100.1②98.2)/生理用品91.5(①98.3②99.2)
 ▽その他の紙製品/紙管100.4(①横ばい②横ばい)
posted by 川 at 11:24| Comment(0) | 速報 | 更新情報をチェックする

2016年08月08日

7月段原紙受給実績 在庫、再び50万㌧近くに

 7月の段ボール原紙受給実績は速報によると、合計で生産が82万2531㌧(前年同月比1.4%増)、出荷が79万4585㌧(同3.5%減)で、月末在庫は49万8992㌧(月初比5.9%増)となった。
 出荷の内訳は国内出荷76万2703㌧(前年同月比4.1%減)、輸出3万1882㌧(同13.3%増)。月末在庫は4月以降47万㌧台で推移していたが、再び50万㌧近くの高水準となった。
 7月の品目別受給実績は次のとおり。(単位㌧、カッコ内前年同月比%)
 ▽外装用ライナー=生産47万3075(101.6)/出荷46万1054(97.1)/国内出荷44万8601㌧(96.4)/輸出1万2463㌧(134.2)/月末在庫30万22(月初比104.2)
 ▽内装用ライナー=生産1万274(110.2)/出荷9538(96.0)/国内出荷9538(96.0)/輸出0(0・0)/月末在庫8890(月初比109.0)
 ▽中芯原紙=生産33万9182(100.9)/出荷32万3983(95.6)/国内出荷30万4564㌧(95.2)/輸出1万9419㌧(103.0)/月末在庫19万80(月初比108.7)
posted by 泉 at 14:06| Comment(0) | 速報 | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

11月積み輸出古紙価格 前月比ほぼ横ばい

 11月積みの輸出古紙価格は、中国向けのCIF価格(海上運賃、保険料含む)が前月に比べ段古紙が横ばい、雑誌古紙が2㌦アップのほぼ横ばいとなった。
 中部製紙原料商工組合の11月積みを落札した商社によると、段ボ古紙は米国品の価格が中国メーカーの買い控えにより1㌧あたり188㌦まで下落しているが、米国内での需要は旺盛であり、輸出圧力は低い。
 また日本品は先安感があるものの、国内メーカーの需要も大きく、11月積み価格は弱含み横ばいで推移すると予想している。
 雑誌古紙は基本的に段古紙と同じ状況だが、最近中国のメーカーから日本品雑誌古紙の品質低下が指摘されているという。
 日本品の11月積みは、国際紙パルプ商事が落札した中国向けOCC640㌧のCIF価格が1㌧あたり185㌦で前月比横ばい。為替は1㌦=120.80円と前月に比べ0.80円円安に振れた。
 その結果、輸出基本価格である代行商社価格は1㌔あたり19.73円(積み込み手数料1円で問屋手取りは持ち込み18.73円)と前月に比べ0.03円値上がりした。
 中国向け雑誌古紙240㌧のCIF価格は165㌦で、前月比2㌦上げ。落札商社は美国中南日本。
 為替は1㌦=121円で前月比1円円安。代行商社の輸出価格は1㌔あたり16.91円(問屋手取りは15.91円)となり、前月比0.39円値上がりした。
posted by 泉 at 10:49| Comment(0) | 速報 | 更新情報をチェックする