また今後の見通しについて、「今年から来年にかけても状況が悪い。市場で値上げができず、一息つけない状況が続くという覚悟が必要。関連業界の方々は勉強会に出席し、情報交換やコラボレーションに努めていただきたい。昨年も倫理的集団ということを申し上げたが、職業集団の倫理に適った仕事をしていくという企業が増えてくれればいいと思うが、一向にそうならない」「多分、ボックス専業のシェアは25-26%ぐらいまで下がると思うが、その中に生き残りをかけて、色んな情報交換をし、この好きな紙器・段ボール箱の仕事をやって行きたい」と述べた。
習近平政権はどこへ向かうのかについて、①「民族の偉大なる復興」を掲げたことの真意②「強軍」路線を進める超タカ派政権の行方③三つの「日中戦争関連国家的記念日」制定―など指摘。2015年も「反日一色」となるのかを探った。
尖閣問題の行方と日中関係の今後について、①習政権下の軍事的威嚇行為の増長②安倍政権の外交戦略とアジアを舞台にした日中の攻防③日中首脳会談が実現された理由と今後の展開④2014年の中国経済情勢と今後の行方―などの指摘から「敬遠中国」の奨めを結論とした。
「われわれの紙関連業界は、製紙メーカーの数がうんと減っている。われわれの方の(生産・出荷)数字はほとんど横ばい。また紙器段ボール箱工業組合のメンバーの数も減っている。紙器・段箱の業界が大変なように、製紙メーカーも大変。しかし大変、大変と言っていても物事は進まない。
安倍内閣の言う、賃金を上げて消費を伸ばそうという方針にわれわれは乗って行かなければならない。私は昨年、公取とか経産省に行って、『電気やガス料金の値上げで利益はうんと減った、メンバーの中にも赤字で苦しんでいるところもある』と訴えたら、『原価、コストが上がったら、製品に転嫁して下さい』ということだった。それをやろうと思えば大変なこと。しかし、大変だと言って、問題が解決するわけではない。皆さん、賃金を上げて消費を増やすためにどうすればいいか。皆利益を出さなければならないという結論なのである。泣かずに前を向き、賃金を上げること、税金を払うことを実現するため頑張ろう」。
